サントラ聴きながら

サントラ聴く毎日。

ストーリーに沿った順番で収録されているので、曲を聴くと場面が浮かびます。
「異邦人の刀」は、ラストのシーンで重要な役割を持つ曲なので特別、感慨深いものが。
「異邦人の刀」は劇中で２回使用されています。（ｴﾝﾄﾞﾛｰﾙ除く）
１回目。
戒めを脱却した名無しが刀を取る～仔太郎の元へと駆け付ける～剣を抜く。このシーンに２パートから流れます。
２回目。
鎮魂の部分である１パートが、「異人が仲間を斬った！　残りは一人だけだ！」の辺りから流れ出し、名無しが剣を左手から右手に持ち替えて歩き出す辺りから２パートへ、ついに剣を交え死闘のシーンで盛り上がりの３パートへ。そして曲の終わりが決着の時と、実に上手い音響演出でした。

曲のこの部分はアクションでのあの部分…、とか思い返しながら聴いてます。ＤＶＤで観返せるまでは、記憶を頼りに回想するしかないんですが、ヂアのサントラはイメージするのに本当に役に立ちます。
音楽と画面が、自然に馴染んでいるので、そのつもりが無くても耳に残っている。
ヂアは音楽面でも、本当に良く出来ていたと思います。

名無しと仔太郎の言い争いの辺りには音楽は流れていないのですが…。
サントラ聴いてると、何故かそのシーンまでばっちり思い起こされてしまう。
なんか倦怠期の夫婦のようで、あの辺りのやりとりは面白かった(笑)
夫＝名無し
妻＝仔太郎
「随分、遅かったわね」
「そうか？」
「どうせ、あたしを押し付けられる相手でも探してたんでしょ？」
「お前みたいな性格の悪いヤツ、誰が面倒見るんだよ。
　今日は取引先の相手との接待だっただけだ」
「ふん、もっともらしい嘘ついて。あたしの身辺、嗅ぎ回ってたじゃない！」
「いい加減にしろよ！」
「どうせ他の男（ん？）のとこにでも行ってたんでしょ！」（図星）
「そこまで言うなら、別れるか？」
「そうしたら、慰謝料払うことになるわよ」
にらみ合う夫婦。
そして、狸寝入りしていた子供が起きて来て場を治める。
いやはや、犬　子はかすがい。

名無しと仔太郎、一緒に居ると色々面白い(笑)
立ちションシーンで、仔太郎が奇妙な表情を見せたのはどういう意味なんだろう(笑)
温泉でもフンドシ姿だった名無しの、お宝を初めて見たから？(笑)
きっと祥庵さんとは違ってたんだー…(笑)