徒然代わりにつまらんものを置いてみました。
あまりにも下らん馬鹿ネタなれど、四月馬鹿の日になら許されるだろう…。
そう思って書いたけど、当日に間に合わなかった落書き。<ツルゲーネフじゃないよ(笑)
それを今更何故…。それは魚川にとっては毎日が馬鹿の日だと気付いたから(笑)
もしくは、あまりに下らないらろなな馬鹿っぷる話ゆえに、自分でも感動したから見せびらかしたくって!(笑)
皆のもの、俺の屍を越えて行け!
題 「ある馬鹿の日の、下らないらろなな馬鹿っぷる物語」
ほんとに下らないです(汗
ヒマな方は右下からどぞ。
「ある馬鹿の日の、下らないらろなな馬鹿っぷる物語」
仔たろう
「さて、お立会い。ここにある3つの包み。この中の一つに名無しのふんどしが入ってる!脱ぎたてのホヤホヤだぜ?選択権は金一分だ。当てたらやる!どうだ?やらねぇか?」
虎どりー
「奴の汚れたふんどしなど…、要らんわ、そんなもの。儂はそこまでマニアックではないぞ」
羅ろたん
「……(要らなくもないけど、変態っぽいので言い出せない)」
仔たろう
「分かってねぇな。名無しは今、温泉に浸かってる。でも替えのふんどしがない。…となると、ふんどし無しの格好でこいつを探しに来る訳だ」
虎どりー
「持っておったら盗人と思われて、赤鬼に斬られるではないか。滅相もない」
仔たろう
「風に飛ばされたふんどしを、偶然拾った事にすりゃいい。オイラがちゃんと証言してやるよ。名無し、困ってるだろうから、このふんどしを手に入れた奴は、困ってる名無しを助けてやれるって寸法さ」
虎どりーの妄想
(袴の下は裸体。悟られまいと何気に内気小股の名無し。後ろから抱き締め、袴を下ろして、ふんどしを着けてやる紳士の図。“お嬢さん、ネックレスが落ちましたよ?私が付けて差し上げよう”の亜流作戦。マニアック思考)
羅ろたんの妄想
(湯上り全裸の格好で現れ、頬を紅らめ、片手で前を押えて反対の手を差し出すいじらしい名無しに、優しく微笑んで渡してやり、更にマントで包んでやる紳士の図。“お嬢さん、ハンカチが落ちましたよ?と落としたハンカチは返しやり、公園のベンチには自分のハンカチを敷く”のひねり亜流作戦。夢思考)
仔たろう
「オイラが名無しに、誰がふんどしを拾ったのか教える。そいつのとこに名無しは行く。どうするかはお任せだ。ちなみに手に入れたふんどしをどう使おうが、オイラは一切感知しねぇ」
羅ろたん
「……(呆れながらも感心)」
虎どりー
「小僧、どこでそのような知恵を・・・」
仔たろう
「子供が一人で生きて行くには頭使わねぇとな」
虎どりー
「そうか。子供が生きて行くにはさぞ苦労もある事だろう。感心じゃ感心じゃ。小遣いくらいはやってもよかろう…、ほれ、これは決して儂の好色を満たす為のやましい銭ではなくて、いたいけない子供に恵んでやる銭じゃ。そこらをちゃんと弁えてじゃな…」
羅ろたん
「オレモ、小遣イ、ヤル(即答)」
仔たろう
「へっへっへー。そうこなくっちゃ! じゃあ、どれか一つを選びな」
虎どりー
「よし、儂からじゃ。…うむ、これにしよう」
羅ろたん
「オレハ、コレニスル」
虎どりー
「どれ、早速。…ん? 何じゃこりゃ?」
仔たろう
「残念。ハズレだな、おっさん。それは祥庵さん愛用の腹巻だ」
虎どりー
「……おのれ」
羅ろたん
「オレノハ…」
仔たろう
「ちょっと待った。…なぁ、あんたが選んだそれ。本当にそれでいいのかい?」
羅ろたん
「……?」
仔たろう
「もう一分くれたら、残った一つと交換するの許してやっても良いぜ?」
虎どりー
「こら小僧、何で儂より異人を贔屓するんじゃ!」
仔たろう
「贔屓じゃねぇよ。当るか当らないか分からないのに余計に銭払うんだからな。ハズれたら二倍の損になる」
虎どりー
「まぁ、それもそうじゃが…」
仔たろう
「なぁ、どうする?」
羅ろたん
「……(悩み中)」
仔たろう
「いいか、三つの内の一つを選んだ訳だから、お前の包みが当る確立は1/3だよな。と言う事は他の二つの包みが当る確立は2/3だ」
羅ろたん
「ウム」
仔たろう
「そっちの包みが当る確立は1/3、こっちは2/3。そのうちおっさんが選んだのはハズレだったから、残りのどっちかを選ぶ必要はなくなった訳だ。な、どっちがお得か考えてみなよ」
羅ろたん
「……(思考中)」
仔たろう
「悪い話じゃない筈だぜ? 一分くれたら交換をしても良いぞ」
羅ろたん
「……ワカッタ、交換シロ」
仔たろう
「よし! じゃ、こっちの包みな」
虎どりー
「…なにやら思い切り騙されておるような気がするんじゃが? お主、納得出来たのか?」
羅ろたん
「イヤ、良クワカラン」
仔たろう
「ほら、開けてみろよ。…お!そいつが当りだぜ!」
羅ろたん
「…好!(嬉しい)」
仔たろう
「良かったな、安い出費だったじゃねぇか」
羅ろたん
「……?」
虎どりー
「どうした? 当ったのに、何やら訝しい顔じゃの」
羅ろたん
「…コレ、本当ニアイツノ物カ?」
仔たろう
「もちろんだ!さっき名無しが脱いだのを持って来たんだからな」
羅ろたん
「確カニ…、アイツノニオイガスル…」
仔たろう
「……え? 臭い分かるのかよ」
羅ろたん
「ダガ、コレハ…、コノフンドシハ…違ウ…」
仔たろう
「おいおい、もう返品は認めねぇからな?」
名無し
「おい、仔太郎!」
仔たろう
「あれ、名無し?」
名無し
「お前な、俺を使ってつまらん商売すんなよ…」
仔たろう
「なんだ、名無し、もう湯から出ちゃったのかよ。ふんどし着けねぇで袴穿いちゃったのか?そんな格好してると、虎杖のおっさんが喜ぶぞ」
虎どりー
「…げほん、うおっほん。…おや?風邪でも引いたかのぅ」
名無し
「あのな仔太郎、お前が持ってったやつ、俺んじゃないからな」
仔たろう
「えー? じゃあ、このふんどし、誰のだよ!」
名無し
「…そいつんだ」
羅ろたん
「ヤハリ、オレノダ、コレ」
仔たろう
「ええ? ふんどし、この異人のなのか? 何でだよ?」
名無し
「…間違えたんだ」
仔たろう
「え? どこでどう間違えたんだ?」
名無し
「…どうでも良いだろ、そんなこと」
仔たろう
「間違えて、こいつのふんどしを付けてたのか?」
名無し
「ああ、そうだ」
仔たろう
「なんで間違えんだ? 何で他人のふんどし着けられんだよ」
名無し
「ほっといてくれ」
仔たろう
「ん?名無し、何か顔赤いぞ?」
名無し
「そ、そりゃ湯上りだからだ」
羅ろたん
「……ジャア、今、オレガ着ケテイルノハ…」
名無し
「そうだよ、お前んだ。ほら、お前のは返してやったから、俺のもちゃんと返せよ?」
羅ろたん
「ドウリデ、チョット小サイト思ッテタ。ソウカ、コレ…、今オレガ着ケテイルノハ…」
仔たろう
「わー、何かこいつ微笑んでる!」
虎どりー
「なにやら背筋が凍ったわい!」
名無し
「ああ?マジで風邪か?あんた」
虎どりー
「主はなんとも思わんのか…」
羅ろたん
「スマン、返ス」
名無し
「わぁ!今脱がなくていいって!ちゃんと洗ってから返せ、馬鹿!」
羅ろたん
「デモ、オマエ今、着ケテナイ」
名無し
「…そうだけど、」
羅ろたん
「気ガ気デハナイ」
名無し
「つまらん心配すんなって」
羅ろたん
「ソレトモ、コレハ都合ガ良イ、ト、思ッテモ良イノカ?」
名無し
「どういう意味だ?」
羅ろたん
「コレカラモウイチド、間違エレバ良イ。ソウスレバ元通リ」
名無し
「…もう一度って」
羅ろたん
「同ジアヤマチヲ、繰リ返エソウ」
名無し
「あのな…」
仔たろう
「なぁなぁ、名無し、何で間違えたんだよ?どこでどうやって?」
名無し
「聞くなと言ってるだろうが!」
仔たろう
「あれ? なんかさっきより顔、赤いぜ?」
名無し
「…。俺も風邪引いたかな…?股がスースーするから…」
羅ろたん
「風邪ヒク、良クナイ。モウ一度、湯ニ浸ルト良イ。今度ハオレモ一緒ニ入ル」
名無し
「え、一緒に?」
羅ろたん
「アア、二人デ温泉、入ル」
名無し
「……(ちらり目線で伺い)」
羅ろたん
「……(上目遣いでお願い)」
名無し
「そうだな、じゃあ、行くか」
羅ろたん
「…!(天使の微笑み)」
名無し
「…!(照れる)」
仔たろう
「なんだ、なんだ?子供にも伝わるこの変な雰囲気は~」
虎どりー
「なんで揃いのふんどしを着けておるんじゃい、お主らは…」
仔たろう
「おい、よせよ、名無し。のぼせるぞ?」
名無し
「平気だ。お前はこいつらから巻き上げた金で何か菓子でも買ってきな」
羅ろたん
「ノボセル、ソレハ好都合、心配スルナ」
仔たろう
「???」
名無し
「おっさん、あんたも風邪なら寝た方が良いぞ。あ、仔太郎を頼むな」
虎どりー
「誰がおっさんじゃい」
名無し
「じゃあな」
仔たろう
「あー…、行っちまった」
虎どりー
「放っておけ。小僧、お前が仕組んだ賭け事で生じたあの異人への褒美じゃ。儂も負けたからには此度は退く」
仔たろう
「おっさん、よいトコ全部持ってかれちまったな」
虎どりー
「儂が当ったとしても、あの異人のものだったなら、そんなもんはお断りじゃ」
仔たろう
「なぁ。もう一分くれたら、オイラ名無しに抱きついて、転ぶ振りして袴をずり下ろしてやってもいいぜ?」
虎どりー
「何じゃそりゃ」
仔たろう
「下半身だけ剥き出しってのは、マニアックな血が疼くだろ?」
虎どりー
「まったくもって末恐ろしい餓鬼じゃな…。だがそういう事は自分で手篭めにして弄って楽しむもんじゃ。ただ見るだけでは興にはならん」
仔たろう
「おっさん、なんか今、さり気無く子供に対して教育上よろしくない発言しなかったか?」
虎どりー
「そもそも、一筋縄ではいかん鬼の側に、もう一匹怖いのが居るからの。なかなか手出しは出来んて。儂も命が惜しい」
仔たろう
「ふーん」
虎どりー
「それより、小童。上手く騙して儲けたの。伊達に子供一人で生きて来た訳ではなさそうじゃ」
仔たろう
「人聞き悪い事言うなよ。別に騙してなんかないぜ?」
虎どりー
「ん?」
仔たろう
「オイラ、嘘と尻餅は付いた事がねぇんだ」
そして馬鹿っぷるは温泉でイチャイチャ。
お・し・ま・い☆
さて。おまけ。
らろたんが結果として当りを引き当てたのは運ですが、果たして仔太郎は羅狼を騙したのでしょうか?(笑)
論理上の数学的確率から考えると、「交換する方がお得」です。
なので仔太郎は騙したとは言えません。
らろたんが最初に選んだ包みが当りの確立は1/3。
言い換えると、他の包みに当りがある確立は2/3。
どりーが選んだ包みは外れたので、残った包みの当る確率が2/3となります。
「モンティ・ホールのパラドックス」を利用した不埒な問題でした(笑)
まぁ実際は、外れた一つを排除して2つのうちのどちらか。五分五分の確立って事になるのですが。理論上のパラドックスって奴です。
くじを引く順番はいつ引いて公平ですが、確率の計算をすると不公平になるって矛盾ですね。
ちなみにこの方面、まったくの専門外ですのであしからず~。
はて。らろなな馬鹿っぷるのイチャイチャ話が何か違う方向に。何故。
下らないってこういう事か。
…下らない以前に、なんか汚い話でずびばぜんでじだー。
どりー、こんな変態じゃないし、こたろーはもっと用心深い筈。もっと名無しが好きな筈。
でも馬鹿っぷるビームを受けて周囲もみんな馬鹿。ごめんなざいー。
あまりに下らな過ぎて、自分あっぱれ。もうじわげございまぜんでじだ~。
あー。どうせなら温泉イチャイチャを書けば良かった。…書こ。
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